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第33章 二等辺三角形 (M × N × O)



智「ねぇ、にの。今度の僕の誕生日にさあ、ナースコスして?」



りーだーの突然の提案に、



飲みかけのコーヒーを吹き出した。



「あの…つかぬことをお伺いしますが、なぜに私をご指名に?」



同じく、隣で熱々のコーヒーを冷ましながらりーだーは脱力しそうな笑顔を向けた。



智「にのが嵐の中で一番可愛いから♪」


「かっ…可愛い…って?」



思わず赤面してしまう俺。



「あっ…あの…翔さんとかJとかは…」


智「あー、あの二人はダメ!!顔は可愛いけど僕より体が大きすぎて可愛くないから。」


「じゃ…相葉さん…は?」



コップを口につけたまま、りーだーの動きがピタリと止まる。



ロボット(←笑)みたい…。



智「相葉ちゃん…うーん、相葉ちゃん、ねぇ…?」


可愛いんだけど、僕よりおっきいから、と、



ホットコーヒーの意味があんのか、ってぐらいに冷ましたコーヒーをごくごく飲んだ。



あっ!?



「大野さん。俺にいい考えが…」



コップを口につけたままの大野さんに耳打ちする。


智「うんうん。いいねぇ。いいかも?」


「でしょ?」





で、結局…。





潤「で?」


雅「俺らがこれを?」


「はい♪」


智「わあ…翔ちゃん、可愛い♪」


翔「えっ!?そ、そう?」(←ちょっと嬉しい。)


潤「翔さん、喜んでる場合じゃないでしょ?」


雅「松潤と翔ちゃんがお姫さまなのに、俺はなんで赤ずきんなの?」


「アンタが一番美味しそうだからですよ?」


智「相葉ちゃん、食べちゃいたいぐらい可愛いよ?」


潤「褒められてるよ?」


雅「う、嬉しくない!!てか、褒めてないでしょ」


智「わーい♪楽しみ。」


「ですね?」


雅「ちょっと待てよ!?お前、今なんて…?」


「もちろん、俺も楽しませてもらいますよ?」


智「ねー♪」



翔潤雅「………。」






「二等辺三角形 (M × N × O」end.


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