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雅紀side


和「マサキ、おすわり！」



おっ!!カズくん。



何か、くれんの？



和「伏せ!!」



「………♪」(←伏せをする愛犬。)



智「わあ、ホントだ!!すごぉ〜い!!」


和「コイツ、俺の言うことならなんでも聞きますよ？そっちは？」


智「僕んとこはねぇ…」

和「賢そうな顔して何にも出来なかったら返品してきなさいよ？こんなアホ面した俺の犬でさえここまで出来るんだから？」


智「ペット、って返品きくの？」


和「知りませんけど？」

智「じゃあ、ジュン(←！)、おすわり！」



と、見た目、賢そうでゴージャスな犬がぺたん、とお尻を付けた。



智「まて、も出来るけど？やらせてみる？」


和「出来るんなら、ね？」



と、『ジュン』の飼い主がおやつの犬用ガムを取り出す。



智「ジュン、まて!!」



おっ、アイツ、スッげぇな？



おやつには目もくれないで飼い主の顔、じっと見てる。



まてをすること数分。



智「よし！」



はい、と、ご主人の大野さんの手からガムを食べさせてもらってた。





あっ!!俺、自己紹介が遅れました、



俺、ビーグル犬のマサキ、♂。



好きなものは、



大好きな飼い主のカズくんからもらうビーフジャーキーなんだ。