Sparkling!
第36章 僕にかまって!!(N × A version.)
「ね、キミ、それ、美味しいの?」
潤「ウマイから食ってんだけど?」
見た目ゴージャスで賢そう(ホントに賢いけど)な彼は、
おやつを食べ終え、優雅に毛繕いをしていた。
潤「そういうあんたこそ、それ、ウマイの?」
「激ウマだよ?」
潤「ふーん…」(興味なし。)
聞いてみただけかよ!?
智「ジュン、帰ろっか?」
ジュンは優雅に立ち上がり、軽やかな身のこなしで大野さんのもとに駆け寄った。
智「じゃ、マサキくん、またね?」
大野さん、またね?
帰り際、玄関で大野さんに頭を撫でてもらう。
智「じゃあ、にの、また。」
和「はい。」
カズくんは、
ドアが閉まると同時にリビングにどかっと腰を下ろし、ゲームを始めた。
和「ね、マサキ。」
ゲームに没頭するカズくんの隣でまったりしていた俺は、慌てて飛び起きた。
和「アンタ、『まて』練習してみる?」
え?
和「見た目も負けて頭の中身も負けたまんまじゃアンタも悔しいでしょ?」
そりゃあ…
見た目はともかく、頭の中身だけでも追い付きたい。
けど、
俺、我慢がきかないタイプのワンコなんだよね?