テキストサイズ

Sparkling!

第38章 二宮くんと相葉さん。



雅「か、かず、あ、あのさ、この間決めた俺らのルールのことなんだけど?」


「う、うん?」


雅「条件付きにしてみない?」


「条件付き?」


雅「うん。」


「例えば?」


雅「例えば…そうだな…ゲームには負けちゃったけど、お釣り、十円、多くもらった、とか?」


「せこっ!!」


雅「あ…じ、じゃあ、こういうのはどう?番組で翔ちゃんがクリフクライムを無事登りきったら、ってのは?」


「それ…一番難しそう…」


雅「…かもしんない。」


「「………。」」



短い沈黙のあと、突然立ち止まる相葉さん。



雅「ね、かず、やっぱ、ルールありき、ってのはやめない?」


「溜まっちゃうから?」(←笑)


雅「じゃ、なくて…(汗)その、なんつーか、俺らしさがなくなってない?」


「やっぱ、溜まっちゃうと野獣化するから?」


雅「…かず、俺をどんな目で見てんの?」


「俺という小動物を常に付け狙う危険な猛獣。」


雅「ひどい…(泣)」


「…なんて、ね?」



ぼさっと突っ立ってるデカイ男の前に回り込み見上げながら笑った。



「ね…ケース・バイ・ケース、ってことにしない?」



ストーリーメニュー

TOPTOPへ