Sparkling!
第38章 二宮くんと相葉さん。
翔「にの、もう食べないの?」
箸が止まってる俺に気づいた翔さんが声をかけてきた。
智「もしかして、もう、お腹一杯、とか?」
「あ…いえ、いただきます。」
慌てて、口の中に放り込み、ジョッキをあおる。
何だか…本物の夫婦みたい(←笑)
雅「かず、それ、おかわり頼む?」
「え?あ…じゃ、ウーロンハイを…」
雅「りょーかい!!」
と、呼び出しベルがあるにも関わらず、
個室のドアを開けスタッフを呼びつける相葉さん。
相葉ちゃん、呼び出しベルがあんだけど?って、あの大野さんに突っ込まれてた。
何か、一生懸命が空回りしてんだよなあ、この人?と俺まで苦笑してしまった。
智「そろそろお開きにする?」
と、これまた、程よく仕上がった(?)翔さんの肩を抱き、
おじさんはいそいそとレジへ向かった。
そして、店の外へ出た時、
相葉さんを呼びつけ耳元でこそこそ。
やって来たタクシーに乗り込み夜の町へと消えてゆく。
で、俺たちはと言えば…
雅「おっ、俺たちも帰ろ、っか!」
「う、うん。」
タクシーにも乗らずに歩き出した。