Sparkling!
第39章 お持ち帰り。
智side
「・・・・」
これは……
朝、割れるような頭痛の中、
一人寝のベッドなのに、ナゼか自分以外の人の気配を感じて飛び起きた。
「・・・・。」
覚醒しきれていない頭のまま、昨夜の記憶を手繰り寄せた。
え…と、昨夜は確か、酔っ払った松潤から電話もらって、「リーダーの知ってる人もいるし来たら?」って言われて渋々出かけていって、
楽しく飲んで、食べて、
それから…
隣で、頭からシーツ被ったままの塊がごそごそと向きを変えた。
て、ことは、これは、松潤?
恐る恐るシーツを指先で摘まみ上げると、やっぱり松潤だった。
しかも、上半身裸。
何で?
かく言う自分も…
「寒っ…。」
慌てて、近くに脱ぎ捨ててあったカーディガンを羽織った。
ん?あれ?何で、おいらまで裸なの?
「・・・・」
まさか、とは思うけど…
松潤を起こさないようにシーツを捲り上げた。
パンツ…履いてない……(汗)
マジか…やっぱ、やっちまったのか。
しかも、あろうことか、メンバーに手を出しちまったらしい。
おいらの脳裏に、鬼の形相で睨み付けてくる翔くんの顔が過った。