Sparkling!
第39章 お持ち帰り。
昨夜のことを思い出そうとベッドからそーっと這い出しバスルームに向かう。
熱いシャワーでも浴びれば頭もスッキリして、昨夜のことも思い出せるかも。
でも…
「・・・・」
思い出せない。
お酒は旨かった。
飯も旨かった。
懐かしい顔もあってか、話は盛り上がって最高に楽しかった。
でも…何で?
肝心なところが抜け落ちてるんだろ?
タオルで体を拭いてから、着替えも持たずにシャワーを浴びていたことに今さら気づく。
仕方なく腰にタオルだけを巻いた姿でバスルームのドアを開けた。
着替え、寝室にあるんだよなあ…
寝室には松潤がいる。
そーっと寝室のドアを開け、堂々とベッドを占拠する松潤を後目に、着替えの入った引き出しを開けた。
潤「う……ん。」
ごそごそと身じろぎする音がして、松潤がむっくりと起き上がった。
潤「あ…れ?リーダー?」
眠そうに目を擦り頭をぐちゃぐちゃと掻き回す。
「お……はよ。」
潤「…おはよ。」
モソモソと、這うようにベッドから抜け出した松潤。
その姿を見て、思わず着替えを落っことしてしまった。
松潤…お前…
潤「シャワー、借りるね?」
やっぱり、お前もパンツ、履いてなかったのか……。