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Sparkling!

第39章 お持ち帰り。



「ご…ごめん。気になっちゃって、つい…」



困惑する二人に俺は二の句が繋げずに黙ってしまった。



智「相葉ちゃん、ごめん。外してくれない?」


雅「え…?あ、うん。」



俺と智くんの顔を交互に見ながら、相葉くんは立ち去った。



智「あの…気になった、って?」


「えっ?あ…うん…その…」


智「松潤と飲んでたこと?それとも…」



息を詰め、智くんの言葉を待つ。



智「酔い潰れたおいらを送っていった後のこと?」


「智くん…」



聞かないで、って、



これ以上追求するのは止めて?って目で智くんが俺を見る。



でも、すぐに目を逸らし困ったように笑った。



智「実は、覚えてなくて…」


「えっ?」



でも、と、今度は苦しそうに目をぎゅっと瞑って頭を抱えた。



智「記憶はないけど何かあったみたいで、さ?」



【何か】…



その【何か】が知りたい……。



智「1コだけ、分かってんのは…その…」



ごくりと音を立てて飲み込んだ唾が喉に落ちていく。



智「何も着てないでベッドの中に二人していたんだよね?」


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