Sparkling!
第5章 温泉に行こう!! その1
二宮side
もー、ちょっと、翔さん!!
逆上せるって、なんスか!?
せっかく、愛しの姫と二人きりになれるチャンスだったのに…。
俺と相葉さんは、慌てて腰にタオルを巻き、
露天風呂で鼻から血を流し、真っ赤な顔してぐったりしている翔さんを相葉さんと二人で引きずり出し、
旅館の従業員に用意してもらった冷却シートを翔さんの体に貼りまくる。
「どの時点でこうなったんです?」
お湯にあたらないでこの有り様だったら、
ただの変態ですよ?翔さん。
大「にのが来たのかと思ったら翔ちゃんだったんで、ちょっと驚いたけど、ま、いっか、て感じでしばらく二人で入って話してたの。」
あ、一応一緒に入ってたんですね?
大「あの露天風呂、スッゴい熱くて、翔ちゃんに先出るね?って、断ってから出ようとしてたの。」
えっ?あなた、まさか…!
大「そしたら、『ちょっとヤバい』とか言い出して…。」
二「大野さん、確認ですけど、タオル巻いてました?」
大「えっ?だって、部屋が目の前だしいらないかな?と思って…。」
「いりますって!!あなた、内風呂の脱衣室で服脱いだでしょ?」
大「あ、そっかぁ。うっかりしてた♪」
そのうっかりにしっかり反応した翔さん、
災難でしたね?
ん?じゃなくて、幸運の間違いですか?