Sparkling!
第41章 TOP SECRET Ⅱ (S × N)
「ああっ…あっ…ぁっ…んっ…」
浅く深く、優しく激しく繰り返される抽挿に、剥ぎ取られてゆく理性の鎧。
その下には、ただただ甘い欲望の汁を啜る俺がいて、
汗だくで腰を振り続ける真っ裸の翔さんの下で嬌声をあげていた。
「ぁ…あ…っあ…や…あっ…」
翔「カズ…」
「しょ…」
頭ん中が真っ白になって、
これがイク瞬間なんだ、って思った時だった。
自分でもよく分かんないけど、アイツの、
相葉さんの悲しそうな顔が頭を過った。
な……何だって今…?
ガツガツと、俺のいいトコロを狙い打つように穿たれながら俺は、
好きだ、と、信じて疑っていない人に抱かれながら俺は…
『じゃ…いい。』
アイツの言葉を思い出していた。
は…俺ってばサイテイ。
でも、イッたあとは、
綺麗さっぱりアイツのことなんて忘れていて、翔さんの腕の中で微睡む俺がいた。
翔「何…考えてる?」
「えっ?」
翔「ごめん…何でもない。」
「……。」
あんなに温かくて居心地の良かった腕の中が…
寒くて……息苦しい場所になってしまった。
「TOP SECRET Ⅱ (S × N)」end.