Sparkling!
第41章 TOP SECRET Ⅱ (S × N)
翔「さてと…」
「あ…っ…」
急にナカから指を抜かれて、燻り始めた熱の行き場を失ってしまうという不安に駆られた俺のカラダが悲鳴を上げた。
翔「そんなによかった?」
恐る恐る頷く俺の髪を撫でる手が心地いい。
翔「じゃあ、俺のことも気持ちよくしてくれる?」
「……ん。」
いよいよだと思うと緊張する。
けど、今度は俺だけじゃなくて翔さんとあの気持ちよさを分かち合える。
ちょっとだけ我慢して?と、唇に優しくキスを落とし俺の足の間に体を割り込ませ、膝を抱えあげた。
「んっぁ……つ!」
指なんかとは比べ物にならない圧迫感と激痛に、思わず体に力が入ってしまう。
翔「ニノ…力抜いて?」
「ごめ……ムリ。」
大きく息を吐き、俺の足を抱え直す。
汗ばんだ肌の、しっとりした感じが心地いい。
この人と、もっとくっついていたい。
この人のこと、もっと感じていたい。
翔「…ニノ?」
「『カズ』って…」
思いっきり腕を伸ばして、翔さんの体を抱きしめた。
「俺のこと『カズ』って呼んでよ?」
途端、圧迫感はそのままだけど、耐え難い激痛がウソのようになくなる。
翔「カズ…」
「翔さん…」
動くよ?と、囁いた唇に俺は噛みつくようなキスを与えた。