Sparkling!
第43章 ちょいSな君と天然な僕。(A × M )
俺はずっと潤のことが好きだった。
スゴい顔が綺麗で色白で、華奢だった潤のことが。
でも当の本人はそれがコンプレックスだったみたいで、潤は日を追う毎に男っぽく逞しい体つきになっていった。
逆に、俺の方が貧弱な体型に見られる程に。
体つきはそうでも、綺麗な顔は健在で、
笑った顔なんて、そりゃあもう……。
じゃあ、「あの時」の顔は?
どんな声出すの?とか、
段々考えがイケナイ方向に傾いていって、とうとう、
仕事上がりの食事に誘った時、程よく出来上がって、程よく色っぽくなった潤の家に上がり込み、コトに及んでしまった。
コクって引かれるぐらいならいっそのこと、
一回だけでもいいからヤっちゃった方が、って思いもあったし。
潤は、まさか、俺にあんなことされるなんて思ってなかった、ってのもあるだろう。
拍子抜けするぐらいあっさりと潤は俺のことを受け入れた。
が、コトが終わったあと、あの半端ない目力でもってこんなことを言われた。
潤「絶対浮気すんなよ?したらぶっ殺すからな?」
って。
俺にヤられてる時はメチャクチャヤらしい声で喘いでいたクセに。