Sparkling!
第45章 負けず嫌い (S × M )
明くる日の前室。
誰よりも早く来ていた俺のところへ、やはり、珍しく早く来た智くんが隣に座った。
智「おはよ、翔くん。昨日はどうだった?」
「は?どう……って?」
智「松潤とエッチしたんでしょ?」
俺の手の中から新聞が音を立て落ちていった。
「な…な…何で!?」
智「え?図星?」
そうなんだ〜?ってニコニコする智くん。
カマかけたのかよ!?
「……言わないでよ?」
智「言わないよ〜?てか、言わなくても多分、ニノと相葉ちゃんにはバレる、と思うけどね?」
「何で?」
智「だってアノ二人もヤってるはずだから。アノ二人も翔くんたちとサカる周期は同じだろうし。」
サカる周期、って……?
サルか?俺らは?
そこへ、俺らが何を話してたかなんて知るはずのないニノがやって来た。
それを見、立ち上がった智くんがニノの隣に座って何ごとかを耳打ちする。
和「なっ…なっ…何で…?」
智「んふふ。やっぱりね〜♪」
赤くなって口をパクパクしているニノ。
そんなニノに気づかれないように智くんが俺にピースサインをした。
恐るべし。嵐のリーダー。