Sparkling!
第45章 負けず嫌い (S × M )
和「ね、ね、翔さん。」
「何?」
収録の合間の空き時間、空いた俺の隣をニノが占拠した。
和「朝、大野さんと話してたでしょ?何、喋ってたんです?」
「えーと…」
口ごもる俺にニノは、俺に体を密着させるようにくっついてきた。
和「夕べヤったかどうか聞かれませんでした?」
俺は、ラテの入ったカップを口に当てたまま動けなくなってしまった。
和「当たりですか?分かりやすい、ッスね?」
俺に寄っ掛かるようにして、遠くでじゃれている智くんと潤を見た。
「そ、そう言うニノは?」
和「右に同じです。」
……ヤってたのか。
和「あの人、リーダーになるべくしてなったんだね?」
「そうだな?」
和「俺らの生理周期把握してんだもん。相当見てるよ、俺たちのこと?」
「……だよなあ。」
スタンバイお願いします、と、番組スタッフが呼びに来る。
「じゃ、参りますか?」
和「……ういっす。」
ノロノロと立ち上がる俺たちの後を、潤と智くん、相葉くんが続く。
のか、と思いきや、振り向いたニノが眠そうに歩く智くんに飛びかかった。