Sparkling!
第47章 束縛……サレタイ。
智side
「……やっぱり散らかってる。」
月曜日。
ほぼほぼ毎週月曜日休みな俺は、翔くんが仕事に行った後、いつも部屋の掃除をしてあげる。
「ほっんとに世話が焼けるんだから…」
なんて言いながら。
気分は手の掛かる年下のダンナを持った嫁。
「嫁」、かあ…
自分で言ってちょっと照れる。。
で、夜11時。
テレビの前を陣取りスタンバイ。
画面に映るスーツ姿の翔くん。
いつ見てもカッコいい。
でも、本人の前ではなかなか言えなくて。
恥ずかしい、っていうのもあるけど、
普段着の翔くん見てたら「カッコいい」、じゃなくて、「可愛い」が一番しっくりくるような気がして。
「んー?あ…あれ?」
いつの間にかソファーでウトウトしていた体にかけられていたブランケット。
翔「目、覚めた?」
側には缶ビール片手に微笑む翔くん。
「ご、ごめん!気づかなくて。」
翔「いいよ?寝てても。」
慌てて起き上がりかけた俺を制するようにずり落ちたブランケットをかけ直してくれた。
翔「寝顔見てるだけであと2本、飲めそうだから。」