Sparkling!
第49章 スイーツ部の活動報告(A×N)
和也side
あんな醜態(?)を相葉さんの前に晒した数日後、俺はマネージャーに無理言って少し早めに迎えに来てもらった。
が、前室にはすでにスポーツ新聞を広げている先客がいて、ちらと目があってしまった。
和「し、翔ちゃん、お早う。」
翔「お、おはよ。」
俺は少し距離を取って腰かけた。
あれ?
僅かな違和感を感じて新聞を広げる翔さんを見た。
その、新聞を持つ左側の手に光るものが目に留まった。
「ねぇ、翔ちゃん、その指輪……」
翔「え?あっ…こ、これはその……」
新聞を脇に置き、翔さんは少し頬を赤らめた。
翔「も…もらった…んだ。」
「もらった……って、まさか?」
翔「そう。智くん…から。」
……おやおや。やりますねぇ。オジサンのクセに。
あの人も何だかんだで翔さんのこと大事にしてんだね?
それに比べて…
雅「おっはよー!!にーのちゃん?」
あれほど人前でベタベタしてくんな、って言ってるのに……。
ヘラヘラしながら俺に抱きついてくる相葉さんの腕をほどいた。
「アンタも少しは見習いなさいよ?もしくはツメの垢でも貰って、煎じて飲んでみたら?」