テキストサイズ

Sparkling!

第50章 やっぱ、好きなのかもね?



和也side


大野さんと翔ちゃんが温泉旅行に行って程なく、



俺と潤は一緒に住み始めた。



まあ、始めこそ部屋代が浮く、みたいに喜んでいたけど、



潤「こっち来いよ、和。」



晩飯の後片付けが終わって振り向くと、



ソファーでふんぞり返ってる潤が隣をポンポンと叩いた。



その長い足を組んで、ソファーを広そうに使ってる体、



昔、ドラマで見た、潤そっくりなイケメン俳優が演じてた俺様御曹司そのままだ。



今、甘い気分に浸れるほど甘い気分でもないんだけど…。



内心、ため息を付きたいのを抑えながら、俺様御曹司の隣にかしずくように座った。



すると、乱暴に抱き寄せられ、乱暴に奪われるみたいにキスされる。



「んっ…ち…ちょっと……じゅ…」



言葉の出口の奥深くまでを舌で掻き回され、息さえ出来ない。



苦しい、って、言葉で伝えられないから覆い被さってくる体を押し退けようとするも結局…



隣でスヤスヤ眠る子どもみたいな寝顔についつい、ま、いっか、なんて…



「こんな関係じゃなかったら、とっくに訴えてんだけどな?」



こっそりベッドから抜け出しシャワーを浴びたあと、



隣で爆睡する男の体を跡形もなく綺麗にしてやった。


ストーリーメニュー

TOPTOPへ