Sparkling!
第50章 やっぱ、好きなのかもね?
翔「で?惚気に来たワケ?」
かく言う翔さんも、大野さんに後ろから抱きしめられてちょっと恥ずかしそうにしてる。
ったく、よく言うよ。自分等の方が見せつけてるクセに?
そういう俺も、潤を引き連れソファーで肩を抱かれてるけど?
「それにしてもよかったじゃないですか?仲直りして?」
智「元々ケンカなんてしてないけど?」
ねー?と顔を見合せたあげく、濃厚なベロちゅーをかましてくれた。
その濃厚なベロちゅーの後、しばらく見つめあってたかと思ったら、
大野さんが翔ちゃんに何事かを耳元で囁いた。
翔「で……でも、和たちが…」
智「いーじゃん?帰ってもらったら?」
「……。」
互いを見る目がエロい……。
さてはヤりたくなったか。(←笑)
そんな二人の空気を潤も察したのか、帰ろうか、と小声で言う。
お邪魔しました、と、声をかけたら、またね?と笑顔で手を振る翔ちゃんの後ろで大野智が全くだ、とぼそり。
オジサン、聞こえてるし。
潤「和。」
「ん?」
誰もいないことを確認した上で潤が俺の手を握ってくる。
潤「あれ?」
「何?」
潤「俺が手を繋ごうとすると怒ってただろ?」
「……いいよ、誰も見てないし。」
笑ってやると、潤は嬉しそうに俺の手をぎゅっと握りしめてきた。
俺、潤のそういう素直なところ、
やっぱ好きかもしんない。
「やっぱ、好きなのかもね。」end.