Sparkling!
第6章 温泉に行こう!! その2
二宮side
「もー、あなたという人は…!」
相「だって〜。あまりに大胆だったからぁ。」
…確かに。
大「あ、翔ちゃん翔ちゃん、信号変わったよ?」
櫻「ホントだ、やべっ。」
正面に向き直り、ハンドルを握る撫で肩のオジサン。
あれ?この人たち、もしかしてバカ男の声、聞こえてなかったの?
BGMに『世界は二人のために』が聞こえてくるのは、
俺がおかしいから?
大「もー、翔ちゃん、誰かに見られてたらどうするの?」
二相松「………。」(←その誰かに含まれていない人たち)
もー、いくら老い先短い(ヒドイ…。)からって家に着くまで我慢できないんですかね?このオジサンたちは!!
相「じゃ、にの、俺たちも…。」
目の前の男にクリーンヒットする俺の平手。
相「もー、痛ーいにの。」
「当然でしょ?」
松「じゃ、俺としよっか?」
「はい?」
潤くん、今なんて?
妖しげな笑みを浮かべた潤くんが、俺の体の向きを反転させ、
顔を近づけてくる。
えっえっえっ!?じ、潤くん?
チュッと音がして、俺の唇に柔らかい感触が…。
―つづく。(まだ続くんかい?)