Sparkling!
第6章 温泉に行こう!! その2
二宮side
それにしたって、
二人を見る目が切なすぎですよ、潤くん?
と、心配そうに潤くんを見ていた俺の首を、
無理矢理自分のほうに向けさせる力加減バカ男。(注:相葉氏のこと)
ぐきり、とイヤな音が…。
あ…やっちゃったよ、首…。
相「もー、にのってば、俺の次(?)に松潤が男前だからって見惚れないの!」
「見惚れてないですよ…潤くん、すいません、湿布、持ってます?」
相葉さんの顔を睨み付けながら松本薬局に湿布薬を所望する俺。
相「もー、にの、そんなに見つめたら俺…。」
イ、イヤな予感(悪寒ともいう。)が…。
松「にの、どのへん?」
前から近づいてくる顔と、背後から近づいてくる湿布薬の匂いに顔を歪ませながら、
視界にチラ、と入ってくるとんでもない1シーン。
車は信号待ちのため停車中。
イチャイチャする声が聞こえなくなったと思ったら、
運転席のオジサンが、助手席に向かって体を伸ばしてて…。
シルエットが重なりあってる。
って、ちょ、ちょっと、あーた方…! 天下の公道ですよ!?
相「あーっ!!翔ちゃんたち、チューしてるぅ♪」
こ、こらっ、バカ男、声が大きい!
松「……」(←無視することで耐えている。)