Sparkling!
第7章 黄色さんの受難
大野side
あの、温泉旅行以来、
にのの様子がおかしい。
気づいたら、松潤を難しい顔して見てる。
もしかしたら、松潤に恋しちゃったんじゃないの?
ってぐらい、松潤を目で追ってることが多くなってる。
二「えっ?ホントに気づいてなかったんですか?」
「ちょっ!声が大きい、にの!」
二「そりゃ、大きくもなりますよ!?」
「だから、何で?」
二「俺、あの時潤くんに…。」
「松潤に?」
二「あー、もう!思い出しただけで頭が混乱しますよ。」
「そうなの?」
二「しかも、何でそんなに呑気なんです?」
…だって、何があったか知らないから…。
そう言えば、いつもバカが付くぐらい朗らかな相葉ちゃんも、
松潤が来ると途端にピリピリした空気感醸し出すし。
「ねえ、相葉ちゃんは…。」
二「その名前も今出さないでもらえます?」
だから、理由聞いてるのに…。
二「口にするのも恥ずかしい話なんですけど、あれから相葉さん、俺に纏わりついて離れないんですよ。」
えっ、いきなりノロケちゃうの?(←ちょっと違う)
二「このままだと俺、相葉さんの子供、身籠っちゃいますよ!?」
「えっ?いいじゃん!?」(←えっ、いいのか?)
二「だーかーらー、それもこれもアナタが、あなた方がっ…!!」
僕が?『あなた方』って言ってるから…
もしかして、翔ちゃんと僕が原因、ってこと?(←そこはやっと気づいた。)