Sparkling!
第53章 Crazy For You
カズに指輪を渡して後、俺は日々蜜月な毎日を過ごしている。
俺より早く家に帰るとご飯を作って待っててくれたり、
挨拶のチューもしてくれる。
そして、俺とのエッチもほぼ拒むこともなくなった。
たまにツンなこともかましてくるけど。
そんな蜜月な俺らのことを翔くんからは「もはや新婚さんじゃん?」と冷やかされたりも。
そう言われること自体、悪い気がしないどころか、メチャクチャ嬉しい。
和「ねぇ、智?」
「ん?何?カズ?」
和「今日の夕飯、何食べたい?」
「んー……」
和「……俺、ってのはなしだよ?」
「え?ダメなの?」
和「あのね…俺じゃ空腹は満たされないでしょ?」
「全然大丈夫〜♪カズだったら何杯でもいけるから。」
カズを渾身の力で抱きしめた。
和「あっ!!もー、言ったそばからサカるな!」
と、俺の腕の中で暴れるものの、本気で逃れようとしていないのか俺には通用しない。
和「今から授業でしょうが?」
「せっかくのカズからお誘いなのに、大学なんか行けるわけないじゃん?」
和「誘ってないし!いい加減にしないと卒業できないよ?」
「カズのためなら頑張る♪」
和「もう……卒業出来なかったら別れるからね?」
「……任しとけ。」
和「あっ……」
と、まあこんなわけで、さらにツンで可愛いカズにメロメロな俺なのであった。
「Crazy For You」end.