Sparkling!
第55章 愛される理由
<×智>
俺の恋人は朝が弱い。
だからこうしていつも食ってもらえるかどうか分からない朝飯を作っている。
と言っても簡単なものばかりだけど。
「・・・・」
起こしてくっか…
未だに頭からシーツを被り寝ている男の側へ、足音を忍ばせ歩み寄る。
「……おい、起きろ。さもないと…」
突然、シーツがめくり上がり、上半身裸の潤が起き上がった。
潤「さもないと?どうなんの、俺?」
「どうなるか、って…そんなこと、決まってんだろ?」
俺は半裸のこの、綺麗な男を組み敷いた。
潤「朝飯、出来たんじゃねぇの?」
「んふふ。その前に体動かそうと思って?」
潤「……あ…」
俺は潤の、オトコのクセに白過ぎる項に唇を押し当てた。
翔「やりますなあ、兄さんも?」
新聞を広げたまま翔ちゃんが少し呆れ気味に笑った。
和「朝からサカるなんて…誰かさんと同じでサルなみですね?」
雅「えー?でもカズ、俺とヤってるとき、気持ち良さそうにしてたじゃん?」
和「は、はあ?な、何の話?」
雅「ふふっ。可愛かったよ、カズ?」
帰ったらまたヤろうね?とニヤつく相葉ちゃんの顔にニノのグーパンが炸裂する。
和「で?あなたの愛しのJは?」