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Sparkling!

第57章 Naturally



<×雅紀>


雅「ね、リーダー、今日このあとヒマ?」


「はぁ?」



雅紀の言い方にちょっとムカついたけど、このあと仕事の予定は入っていなかったから……



「だったら何?」


雅「飲みに行こ?」


「えー?家で飲んだらいーじゃん?」



別に出掛けるのが面倒だった訳じゃない。



飲むだけだったら家でもいいじゃん?って単純にそう思っただけだった。



雅「えー?でも、つまみ作るの面倒い。」


「だったら、コンビニかスーパーで何か買えばいいじゃん?」


雅「それもそうだね?」



早く行こ?と、子どもみたいに俺の腕をぐいっと引っ張った。



そのあまりの強さに声に出そうだったけど、



それはまあ、後でやり返す、としてスルーした。



雅「ねぇ、智は何がいい?」


「そうだな…」



久々に海鮮食いてぇな?



……て、雅紀、お前…



「おい、ちょっと……」


雅「何?怖い顔して?」


「……人目があんだろ?」



俺は腕に絡みつく雅紀の腕をやんわりと払った。



雅「えー?いーじゃん、少しぐらい?」


「だから……!」



まあ、今はいいや。



今はいいけど、



夜は覚悟しとけ。

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