Sparkling!
第57章 Naturally
今日もスゴかったな、と、一人ごちながら雅紀の体を拭いてやる。
イイ気なもんだ。
気持ち良さそうに眠る顔を見ながら口元を緩めた。
ま、そんだけ俺んとこが居心地がいい、ってことなんだろうけど?
俺は無邪気な寝顔をさらす恋人の隣で目を閉じた。
翌朝。食欲をそそる匂いで目を覚ました。
雅「リーダー、おはよ。朝食出来てるよ?」
「おお。サンキュ。」
思いっきり伸びをしてからベッドの中から抜け出す。
ん?あれ、俺、いつの間に?
雅「んふふっ。リーダー、ってば、もっと食べなきゃ?」
お前か。俺をベッドに運んだヤツ?
顰めっ面のままテーブルに付くと、雅紀がホカホカのご飯を目の前に出してきた。
雅「もーまたそんな顔するぅ♪」
楽しそうじゃねぇか?
雅紀「実はぁ、リーダーの寝顔、ゲットしちゃった♪」
雅紀の手の中のスマホには俺の恥ずかしい寝顔が。
雅紀…テメ
雅「みんなに送っちゃお♪」
「あっ!!こらっ!!」
スマホを奪い取ろうとするも時すでに遅し。
雅「あっ!!翔ちゃんから返信来たぁ♪」
次から次へと返信が来たことを告げる着信音が鳴る。
雅「『可愛いね、智くん。』だって♪あと、松潤はぁ…」
…………
君たち、後でまとめてお仕置きしてやるから首洗って待ってなさい。
<×雅紀>end.