テキストサイズ

Sparkling!

第57章 Naturally



智「じゃあ……京都にいるとき、毎日電話くれたの、って…」


「ヒマだったからだよ?」


智「は……何だよ、それ?」



今さらなんなんだよ?



「そんなことより……見られてますよ?」


智「え?」



振り向いたリーダーと俺の視線の先には、



翔雅潤「「「……。」」」



智「あ……」



あ、じゃないでしょが?



智「えっ…とぉ…」


翔雅潤「「「……。」」」



俺のせいじゃないからね?



翔「説明…してくれないかな?」


智「な、なんのことかなあ?」



雅「さっき、付き合うとか付き合わないとか言ってたよね?」


智「き、聞き間違いじゃね?」


翔「そうなの?、にの。」


「いいえ?」



俺がしれっと答えたことにより、三人の厳しい視線が再び大野さんに向けられる。



智「だ、だってみんな可愛いんだもん。」


「嵐はアンタのハーレムじゃないんスけど?」



雅「じゃあ、俺は本命じゃない、ってこと?」


「……だと思います。」


智「ち、違っ…雅紀、話を…」


「だって、翔ちゃんが本命なんでしょ?」


翔「えっ?」


智「い、いやっ…だから…っ!?」


「……」



何かもう……いいや。



あの時の仕返しもできたし?



修羅場と化したこの場から静かに立ち去った。



昔、俺の気も知らないで、恋愛相談なんかしてくるからこうなるんだよ?



ストーリーメニュー

TOPTOPへ