
夜が開けるまで
第5章 誤算
「ダメ。結べないの」
由紀は軽く拒絶してみせた。
拓馬は由紀の秘部から顔を離すと、彼女の上半身を起こした。
そして、濃厚なキスを交わしながら中指を割れ目に滑らせ、揺さ振り始めた。
拓馬の繊細な指が由紀の中で激しく動き回る。
「あァ…もっとゆっくり動かして…」
「激しいの、好きでしょう?」
拓馬は由紀の耳元で囁きながら
その手をやめようとしない。
次第に愛液が溢れ出す音が車内に聞こえた。
「あァ…ン…。 着物が汚れちゃうわ…。
これはお客様から頂いた大切な着物なの。汚せないのよ」
由紀の言葉に拓馬は手をとめた。
