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夜が開けるまで

第5章 誤算


「客って男なの?」

拓馬は少し嫉妬したように聞き返した。


「旅館の女将から頂いたのよ。
とても高価なものなの。私には買えないわ」


拓馬は黙って聞いていた。




「じゃあ、後ろ向いて」

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