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夜が開けるまで

第6章 一人息子の告白

「え?」

由紀は小さく声をあげた。



「ガンって、いつ知ったの?」

「夏休みに父さんと会った時、そう言ってた」




やはり、内緒で会ってたのね…



由紀には元夫がガンという事実よりも、隠れて父子が会っていた方がショックだった。



私の様子を伺ってたのね




拓馬の事は知っているのかしら…




由紀は内心ハラハラしていた





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