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夜が開けるまで

第2章 新人社員

拓馬は持っていたフォークを皿の上に置くと、再び顔を向けて、まっすぐな瞳で由紀を見つめ、こう呟いた




「トレーナーも優しくて、可愛くて、凄く綺麗です」








「えぇ?」



由紀は拓馬の不意の言葉に一瞬、言葉を詰まらせた。






拓馬は視線を外すことなく






「トレーナーのこと、前から好きです。

こんなところでいきなり言うのはなんですけど」




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