テキストサイズ

夜が開けるまで

第4章 禁断の果実

「次はあなたが入って」


由紀は近寄ってきた拓馬の衝動をなだめるように、ゆっくりと彼の胸元からネックレスをはずした。


そして、拓馬の瞳を見つめながら、腰のベルトに手をかけ、じらすように、ゆっくりゆっくりとシルバーのバックルを外した。


盛り上がった股間に気づかれないように、拓馬は羞恥心と必死に抑える衝動にめまいがした。


「あぁ…もう、我慢できないよ」


全裸になった拓馬は、無理矢理、由紀の身体に巻いたバスタオルを剥がし浴室に押し込むと、バタンとドアを閉めた。


「少しでも、一緒にいたい」

拓馬はそう言うと由紀を抱きしめ、
シャワーの蛇口を開いた。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ