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遠距離愛

第20章 二つの宝物

私達って、2回も再会を果たしてるよね?
そう彼に言ったら

「何回だって再会するよ?でも、一緒にいることが必然だから、もう離れることもないけどね」

そう言ってギュっと手を繋いだ。

病室に戻ると
私は彼に話だした。

猛くんと最初に再会した頃は、自分は幸せになれない。幸せになっちゃいけないって思ってたんだぁ。

両親には愛されてなくて、唯一の居場所だった圭ちゃんとの関係も、今思えば普通じゃなかったし。

そこから逃げ出して、また猛くんと再会したんだよね。
思えば、あの、遠距離恋愛だって逃げだったんじゃないか?って思うの。

それでも今強くなれたのは、猛くんがいつもそばにいてくれたから…
いつも愛してくれて、いつも認めてくれて、
ありがとう

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