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非恋愛体質

第2章 運命って信じますか?




「そしたらミーティング始めるぞー!」


いつも通り、1日の流れ、案件の申し送りが済むと…



コツコツ…目の前を背の高い男性が通った。



「すみません、遅くなりました!ちょっと社長に捕まっちゃって。」


「おっ、長谷川ちょうと良かった!みんな、今日からここで勤務となる長谷川 蓮(ハセガワ レン)課長だ!まだ若いけど本社での営業成績もトップクラスで活躍してたからな。みんな仕事でわからないことあったら長谷川にアドバイスもらうといいぞー。はい、じゃあ長谷川一言!」



「長谷川 蓮です。まだ帰国したばかりで至らぬ点もあるかと思いますが、会社に貢献していきたいと思います!宜しくお願いします。」



その端正な顔は微笑み、女性社員は釘付けだ。きっと私を除く全員。



「あっ、それでだな、しばらく社内と客周りの案内を長谷川に教えてやってくれ。誰に頼むかなー…」



ん?なんかやたらと長谷川さんがこっちを見てる気がするのは気のせいだろうか?


メガネの奥で目を逸らす。
こういう『ザ・モテます』みたいな男は特に苦手だ。



ぼーっと今日のランチ何にしようかな…と考えていると、



「部長、俺、彼女がいいです!あの黒髪でメガネの女性!」



「野原かー、そうだな、そうしょう!じゃあ野原しばらくよろしくなー」











「はい?」

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