非恋愛体質
第2章 運命って信じますか?
「い、いや、部長!私他の案件で立て込んでおりまして…他の方のほうが…」
他の女性社員は羨ましそうにこちらも見ている…
冷静になれ、冷静になれ。
せっかく自分のペースを築き上げてきたのに、こんなところで乱されたくない。
「そうかぁ?じゃあ誰にす…」
「大丈夫です!わからないことあったら声かける程度なんで、そしたら野原さんよろしくね!」
部長の声に被せ気味に言ってきましたよ…
なんで私なんだー!
「はい…宜しくお願いします…」
消えそうな声で返事をした。
「よしっ、今日も1日頑張ってくれ!そしたら解散!」