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非恋愛体質

第3章 いつもの一杯





仕事が早めに終わるといつも寄っているカフェがある。
お店の名前は「reaf」


そして今日もまた寄ることにした。
会社からは徒歩10分くらいで、一見分かりづらい裏路地に店舗を構えている。


ここは木の小屋をイメージしたナチュラルウッドと白い壁の内装になっていて、いたるところに可愛い雑貨や観葉植物が飾られている。
内装を手がけたのは店長(順也さん)の奥さんらしい。



順也さんの入れるカフェラテと手作りパンケーキは絶品だ。
ディナータイムは照明を落とし、アロマキャンドルが置かれ、アルコールの提供もしている。


順也さんの人柄もあってか、平日の夜でもそれなりに賑わいをみせている。
しかし煩すぎず、静かすぎず、周りから聞こえてくる会話も心地よいくらいだ。


「いらっしゃい!」
木のドアをあけると順也さんが声をかけてくれる。


「こんばんは。」
「おぉ、春ちゃんか!座って座って!いつものでいいかな?」


「はい、お願いします。」

そう言ってカウンター席の隅に腰掛けた。




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