センシティブ♥ボーイ
第8章 触って欲しい
「落ち着いたか?もうちょっとしたら、帰れよ。暗くなっちまうから…」
そう言って溜息を吐きながらベッドに戻っていく。
やだ…やだよ…
僕も一緒になってベッドに近づいて、座り込んだ。
そーっと鈴木くんの手に触れる。
今度は振り払われることはなかったけど、特に握り返してもくれない。
悲しくなって、俯く。
鈴木くん…もう…僕のこと…飽きちゃったの…?
いつもみたいに触って欲しい。
いつもみたいにキスしてほしい。
いつもみたいに…
僕は鈴木くんの寝転がっているベッドに身を乗り出すと、震える唇を唇にくっつけた。
どうか…拒否しないで…
ギュッと目をつむって、ギューッと唇を押し付ける。
鈴木くんの身体の上にのっかって服をギュッと掴んだ。