センシティブ♥ボーイ
第10章 セフレなんです
「坂本!いいか?絶っっっっっっ対に触んじゃねーぞ!!お前は保健の先生なんだからな!!」
そういって、鈴木君は教室までかけていく。
「わかりやすいな、あいつも…」
可笑しそうに笑って、そうつぶやく坂本先生に首を捻った。
そんな坂本先生を粉まみれの眼鏡を通して見つめる。
「ああ、ごめんね。
じゃあ、とりあえず脱げる?」
「えと……あの…」
「ああ、いいよ。そこ、カーテン閉めて制服脱げたら、これで身体拭こっか。……本当はお風呂に入れればいいんだけどねー、」
カーテンがるところまで、引っ張ってくれてシャっとすぐに占めてくれた。
ほっとして、制服を脱ぐ。
何とかジャケットの下はそんなに汚れていないみたいだ。
だけど、ズボンは真っ白になっていた。
これ…洗濯で落ちるかなあ…
はたいても空気中に粉が舞うし、どんどん繊維の中に入って行ってしまいそうで、床に落としたままにすると、体をふいた。
温かい水でタオルを濡らしてくれたみたいで、あまり肌がびっくりしていない。
感じてしまうかと思ったけど、大丈夫そうだ。