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センシティブ♥ボーイ

第17章 好きなタイプ






「炭酸にする?それともお茶がいい?」

「え、えと…じゃあ…お茶で…」

「ん。りょーかい」



鈴木くんが飲み物を取りに行ってくれている間に、鈴木くんの部屋を見渡した。

鈴木くんの部屋は意外にも結構綺麗だ。
しかも、僕の6畳にベッドと机と本棚を詰め込んだ狭い部屋とは違って、断然広い。


ベッドは僕のよりもフカフカで大きいし、きっと鈴木くんの家はお金持ちの家なんだと思う。



最初は勉強のためにきていた部屋だったからあまりじっくり観察したことはなかったけど。

門から玄関まではおしゃれな丸い平べったい石が引かれているし、その上は薔薇のアーチで囲われている。

僕の家とは違って拘りがありそうだ。




この家具とかも高いのかな、
ベッドに身を預けながら辺りを見渡して



「……」


ひょいっとベッドの下を覗いて見ると、何かが入っている箱が乱雑にいれられている。

他は整頓されているのに、その箱だけ乱雑に入れられているから、悪いかなとは思ったけど好奇心から手を伸ばして角に指を引っ掛けて引っ張った。


そして、その箱の蓋をゆっくり開ける。



「う…わ……っ」



出てきたのは。
裸の女の人の写真がドンっと載っている、DVDのケースだった。









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