センシティブ♥ボーイ
第18章 僕の好きな人
「せ、セフレじゃないよ…っ鈴木くんは…友達だもん」
頬を赤らめて、友達と呟く。
ほー、たかちゃん本人もセフレだとは思っていないようだ。
鈴木くん、ね。
その鈴木くんは恐らく好きだからセフレだとは思いたくないってことなんだろうけど。
たかちゃんは一体どういうつもりなのだろうか。
「セフレじゃないっていうけどさ、たかちゃんしてんでしょ?その鈴木くんと」
「してるって…」
ああもう。
もう、面倒くさいな。
本当に年上かよ。
「だーかーらー!セックス!!」
「せ…っ」
ほらこれだよ。
セフレがいるくせに純情ぶっちゃって。
顔真っ赤じゃんか。
「す…すずきくんとは…そ、そういうこと…もあるけど…でも……友達…」
「あのね!わかる?セフレって、セックスフレンドっだよ?友達とそういうことしてる時点で、それはセフレなの!!」
「え………」
たかちゃんはこれほどまでない絶望に満ちた顔をして、呆然と一点を見つめた。