センシティブ♥ボーイ
第19章 どうしよう
どうしたのと心配してくれたのに、目を逸らしてしまうし、伸ばされたても払いのけてしまった。
キスなんて何回もしているのに、僕の箸から鈴木くんが卵焼きを食べただけで、「間接キス!!」と意識してしまって、もう鈴木くんのことを見られなかった。
「もしかして…僕…とっても印象の悪いことをしてるんじゃ…」
挨拶しても目を逸らされて、話しかけてもあまり反応しなくて、手も払い除けてしまうなんて。
「…どうしよう…鈴木くん……僕のこと嫌いになっちゃったら…」
この間鈴木くんの家に行った時も、結局勝手に寝てしまって、鈴木くんに迷惑をかけてしまったし…
どうしよう。
このままじゃ、友達でもいられなくなってしまうかもしれない。
なんとか話さなきゃ。
でも…どうしたら…
「坂本先生…」
急に思い浮かんだ。
圭ちゃんはこの間こっぴどく怒られてしまったし、カエルじゃ何も答えてくれないし。
坂本先生に相談するしかない。