センシティブ♥ボーイ
第3章 これから毎日
「ちょっと座って待ってろ」
家に着いたのはいいけど、佐藤の緊張はMAXで。
靴もうまく脱げないような状態だったから、とりあえず自分の部屋に入れて、何かを飲ませることにした。
炭酸…、とか思ったけど、あいつほど敏感だったら、炭酸なんて痛くて仕方ないかも。
それで泣かれるのは面倒くさいので、無難に緑茶にしてやった。
「あ…、ありがと…う」
コクリコクリと飲む佐藤の姿を見つめる。
上下に動く小さな喉仏をぼーっと見ていた。
これから、さっきの保健室の時みたいな顔をするのかと思うとウズウズする。
やべぇ。
こいつ…、
なんか……やべぇ。
「ごめん…もういい?」
「え…っあ……」
佐藤のコップを取り上げて、制服のズボンに手をかけた。