センシティブ♥ボーイ
第22章 蛙はカエル
「ぷは…っはあっはぁ…っんッ」
ほんのちょっと息継ぎをすると、すぐに鈴木くんの唇に塞がれる。
僕は鈴木くんの手をギュッと握って、快感に悶えることしかできなかった。
だんだん頭もぼーっとしてきて、カエルのこととか風邪だとかなんだとか、何も考えられない。
もう、アソコも勃っちゃった…っ
もう、もう…だめっ
僕……っイっちゃ…っ
鈴木くんが僕のアソコに手をかけたとき。
「カエルー!!まさしくーん!!」
「「……!!!」」
か、か、カナ!!!
「あれぇ…おにいちゃん…ねちゃったぁ?」
「お、おう…っ兄ちゃん疲れて寝ちゃったよ」
「あのね、カエル、これがカエルのゴハン!!」
「おー美味しそうだなー」
鈴木くん棒読みすぎ。
僕は豆苗が美味しそうだと思ったことない。
鈴木くんが咄嗟に僕を突き飛ばして布団をかけてくれたから助かったけど、僕のアソコは勃ったままだ。
ど、どうしよう……っ
僕こうなったら…出さないとおさまらないんだった…
カナが来ることすっかり忘れていた……っ僕ってば…なんてこと…っ
悶える中で、カエルがフラッと僕から視線を外す先ほどの映像が繰り返された。