センシティブ♥ボーイ
第22章 蛙はカエル
「………」
ぼ、ぼくが―――――?
かわいい――――っ?
きゅぅぅううううん
キューっと身体中が反応して、アソコが一気にピンっと勃ってしまった。
「あ…硬くなった」
鈴木くんがわざとらしく耳元でまた呟くので、恥ずかしさからまた下が興奮してしまう。
「嬉しい?可愛いって言われんの」
「……っ」
「もしかして、俺がカナちゃんにデレデレしてたから妬いてたの?」
「だって……鈴木くん…カエルにもカナにも……とっても優しいから…」
ぼそぼそと僕が呟くと、鈴木くんは可笑しそうに肩を揺らした。
お前って…なんていいながら、肩を揺らして僕をバカにしている。
だけど、そんな言動からは考えられないほど、優しく優しく僕の頭を撫でてくれた。
「佐藤はどんな奴よりも可愛いし、どんな奴よりも大切に決まってんだろ?お前が大事にしてるもんだからこそ、俺は優しくすんだよ」
なんて、鈴木くんは僕がとっても喜ぶことをいってくれたけど。
僕は知ってるよ。
僕が大切にしていなくたって、鈴木くんは誰にでもそうやって優しいってこと。