テキストサイズ

センシティブ♥ボーイ

第4章 勉強したいんだけど

【聖司side】





「あん…っや…ぁ」



と、いうわけで。

まんまと騙した俺はこいつを抱いている。



ていうか、騙したつもりはない。
勉強中は手を出さないって言っただけで、それ以降の話はしていないわけだから。


それなのに、勉強を終えて夕飯を食べると、佐藤はいそいそと帰る支度を始めた。


「じゃあまたあしたね」

「……」


あしたね、じゃ、ねーよ!

すっかり安心しきって、ニコリと笑う佐藤の腕を掴んで少し引っ張ると、力のない身体はすぐに俺の中に飛び込んできて。


抱きしめたまま、首に舌を這わせてシャツの上から背中を撫で上げれば、身体をブルりと震わせた。


そうなったらもう、こっちのものだ。







ストーリーメニュー

TOPTOPへ