センシティブ♥ボーイ
第1章 僕の秘密
「あ…あの…す、すずきくん…
い、痛いからもう少し…よわく…っ」
嘘です。
気持ちよすぎて困ってるから緩めてくださいと言うのが本当の解釈だ。
鈴木くんは僕の言葉に一瞬手を止めてくれた。
よかった。
これで……まだ、
と、思った瞬間。
「こうかぁ?」
「ひゃ…っあ…っん!」
グイっとアソコが床につくまで押されて、僕は、イってしまった。
シーン
一瞬静まり返る体育館。
そして、今、変な声しなかったか?と誰かが言った。
僕の顔は真っ赤だ。
どうしよう。
どうしよう。
どうしよう…っ
ばれちゃう。
イッたの、ばれちゃう。
背中に触れられただけでイってしまう、淫乱だって思われる。
ぎゅっと手を握りしめて俯いたとき、鈴木くんが手を挙げた。