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俺の愛した女

第14章 俺と旦那の対峙

新たな決意をしたものの、何も策は浮かばないままだった。

彼女とは、以前と変わらない日常を送っていて
時間だけは過ぎていった。

そんな時だった。
知らないアドレスからのメール。
どうせろくでもないメールだと普段なら開かない俺だけど、アドレスの中にsaekiの文字を見つけた。

俺はそのメールを開いた。
多分歴代ナンバー1のろくでなしからのものだった。

[冴木英治と言います。初めまして野上陽介さん。
妻が仲良くしていただいてるようで。
そのことで、大事な話がありますので、ご連絡をいただきたい]

これは、チャンスなのか?
それとも底なし沼への誘いなのか?

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