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俺の愛した女

第14章 俺と旦那の対峙

俺はそこに記載されていた番号に電話をかけた。

「もしもし冴木です」

「野上ですが」

「これは野上さん
週末あなたの休みの日にでも会ってお話したいんですよね」

「わかりました」

時間と場所を決めて電話を切った。
このことはまだ、彼女に伝えるつもりはない。

おそらく旦那も同じ考えだろう。

彼女の知らないところで、俺を納得させ別れさせるつもりだろう。

だけど気に入らないな!
彼女が熱を出して大変な時も仕事仕事で休めないと言うくせに、
こんなにアッサリ時間を作ってやって来るのか。

それだけ奴も必死なのか?
自分のためか?
それとも本当に彼女を愛しているのか…?

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