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俺の愛した女

第17章 彼女の決断

ピンポーン ピンポーン ピンポーン

誰だ?せっかくの休日に…

昨夜も彼女と濃くて密に愛し合った俺は、ゆっくりと寝ていたい気分だった。

とりあえずドアを開ける

まさか…

俺は、自分の体が硬直して顔が強張るのがわかった。
心臓の音は辺りに響いているんじゃないだろうか?

「妻がお世話になってます」
そう言って微笑む冴木英治がそこには居た!

どうする?
なんでここがわかった?
とにかく彼女のことは誤魔化さなくてはいけない!

「彼女どうかしたんですか?」

俺は冷静なフリをして言いながら、外に出てドアを閉めた。

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