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俺の愛した女

第20章 決着 そして…

俺達の関係は、あの日終わったままだった。

俺は彼女を信じきれなかったし、
合わせる顔がなかった。

思い出があれば生きていける。

彼女の言葉を思い出す。

俺も前に進まなくてはいけない。
彼女から与えてもらった、たくさんの愛と優しさを無駄にしてはいけない。
そして何より、彼女のように強くなりたかった。

彼女とはSNSという特殊な場所で出会い恋に落ち、
想いが通じて恋人同士になった。
だけど人妻という存在は普通の恋愛を望んでも叶わなかった。

不倫

その代償の大きさを嫌でも痛感させられる思い出となった。

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