テキストサイズ

俺の愛した女

第7章 俺と彼女の変化

うまく気持ちが伝えられないと彼女は言ったが、俺には彼女の優しさや気持ちが痛いほど伝わってきた。

俺の部屋に泊まりに来た時に、不倫関係にさせてごめんなさいと泣いた彼女。
俺とのことを離婚の理由にしたくないと言う彼女。

「みなみ?そんなに俺のこと考えてくれてるの?
俺は負担になんて思わないよ
いいさ離婚の理由が俺との不倫でも」

おそらく彼女は、俺に不倫と離婚の原因との重荷を背負わせたくないんだろう。
でもそんなことはキレイ事だよ?

「それに俺はお前の離婚を本当は望んでるんだ
お前と一緒になりたいとも思っている
本気で愛してるんだよ…みなみ」

彼女はいつしか声を上げて泣いていた。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ